法住寺（ポプジュサ）【忠清道お寺情報・ハナビツアー】

１５００年の歴史を誇る俗離山国立公園内にある名刹
俗離山の麓にある法住寺（ポプジュサ）は新羅時代の５５３年に創建された１５００年近く歴史のある古刹。どの時代においても保護を受けてきた法住寺は、朝鮮時代の記録によると最盛期には建物６０余、１０点余りの石造物に７０余りの庵を誇っていたとされます。その後、度重なる戦火で規模が縮小し、現在の形になったとされます。また現在の木造建物の多くは朝鮮時代の末期、または近代に再建されたものです。しかし境内には、僧達が飲む水を貯蔵した四角い貯水槽や、水をはりその中に蓮の花を浮かべたという大きな壺など統一新羅時代のものとされる石の遺物が残されています。
	五重塔	梵鐘閣


		法住寺には重要な文化財が数多く存在し、韓国唯一の木造五重塔を始め、新羅時代のものとされる双獅子の石燈や石蓮池と呼ばれる巨大な石造物は国宝にも指定されています。また法住寺の入口には朝鮮王朝第７代王.世祖から官位を賜ったという「正二品松」と呼ばれる松の大木があるなど、参拝客の目を飽きさせません。奇岩怪石の峰が連なる俗離山は四季を通じて美しい景観を見せてくれ、その麓にある法住寺の深い趣と重なり、多くの観光客を惹きつけています。

国宝：捌相殿（パルサンジョン）			国宝：蓮花池

現存する韓国国内唯一の木造五重の塔。内部の壁には釈迦如来の一代における八つの重大事相を描いた八相図が掲げられています。			新羅時代の石造物。どのように使用されたかは不明ですが、石に蓮の模様が彫られているところから、水を張り蓮の花を浮かべたのでないかとされています。

双獅子石燈（サンサジャソットゥン）			鉄幢竿支柱（チョルタンガンジジュ）

大雄殿の前庭に置かれている石の燈篭で、国宝に指定されています。二頭の獅子が前足を高く掲げて上台石を支えている姿は新羅時代の仏教美術の傑作とされています。			仏と菩薩の功徳と威信を讃える旗を掲げるための幢竿（はたざお）で、高麗時代の１００６年に初めて建てられました。創建当時のものは朝鮮時代に全て溶かされ、現在の物は近年に再建されたもので高さは２２mにもなります。

磨崖如來倚像			正二品松（チョンイプムソン）

弥勒菩薩の姿を岩壁に掘り込んだ高麗時代の磨崖仏像。北側の崖にも磨崖仏像が掘り込まれていますが、残念ながら磨耗が激しく、ハッキリとは確認することができません。			朝鮮第7代王.世祖が法住寺を訪れる途中、この松を通り過ぎようとしたところ、松が自ら枝を上げ、世祖から官位を賜ったという逸話が残る樹齢数百年の松の大木。

法住寺境内

♣観光地情報データ

    観光地名    :   法住寺（ポプジュサ）／ 법주사

【観光地情報】

住        所

忠清北道(チュンチョンプッド) 報恩郡(ボウングン) 内俗離面(ネソンニミョン) 舎乃里(サネリ) 209

(ハングル)

충청북도 보은군 내속리면 사내리 209

休館日
なし

入場料大人3.000ウォン、子供1.000ウォン

観覧時間
9:00~18:00　※11月~2月は9:00～17:00

お問い合わせ先
043-543-3615

ホームページ

http://www.beopjusa.or.kr/    (韓国語)　

現地アクセス南部高速バスターミナルから俗離山（ソンニサン）行バス乗車.所要時間約３時間３０分
東ソウル高速バスターミナルから俗離山（ソンニサン）行バス乗車.所要時間約３時間３０分



    ♣ 注意事項

• 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2013.11.18

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